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広報みと 令和元年10月1日号

特集 おいしくムダなく食べきろう 1

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茨城県水戸市 クリエイティブ・コモンズ

■10月は食品ロス削減月間です
本来食べることができるにもかかわらず、廃棄されている食品、「食品ロス」。食べ残しや消費・賞味期限切れなどが主な原因です。
今年の5月には、日本で初めて食品ロスに関する法律「食品ロスの削減の推進に関する法律」が成立。水戸市では、国の動きに先駆けて、昨年11月に「食品ロス削減に関する行動指針」を策定し、すでにさまざまな取組を進めています。

◇食品ロスは目の前の食卓に
平成28年度に国内で発生した食品ロスは約643万トン。そのうち食品関連事業者からの食品ロスは、全体の半分以上を占める約352万トンと推計されています(図1、農林水産省及び環境省「平成28年度推計」)。
原因は、レストランなど飲食店での食べ残しや、食品販売店での売れ残りなどです。
また、家庭で発生する食品ロスは約291万トンと、全体の約45%を占めています(図1)。
消費者庁が平成29年度に徳島県で行った調査によると、家庭で最も多く廃棄されていたのは、ごはんやパン、麺類などの主食でした。捨ててしまう理由として最も多かったのは、食べきれないというものでした(図2、平成29年度徳島県における食品ロス削減に関する実証事業の結果)。
外食や家庭の食卓で出てきた料理は完食できていますか。あと一口分のごはんが食べられなかったという経験はないでしょうか。また、スーパーなどで食品を選ぶ際、すぐ使うものでも消費・賞味期限がより先のものにしていませんか。食品ロスは、私たちに身近な問題なのです。

◇どんな行動をすればいい?
食べきれる量を注文する、商品棚の手前から買う。これも一つの取組です。私たちの日頃の行動が、食品ロスの削減に大きく影響します。ほんの少しの心がけで「もったいない」を減らすことができるのです。
市では、平成30年度を食品ロス削減元年として、事業者や市民の皆さんに食品ロス削減を積極的に呼びかけています。
今回の特集では、事業所や家庭で、実際に行われている取組や工夫を紹介します。環境や家計にもやさしい「食べきり」を、身近なところから実践してみませんか。

図1 日本の食品ロスの状況

図2 家庭における食品ロス
・捨てられやすい食品
1位 主食(ごはん、パン、麺類)
2位 野菜
3位 おかず
・捨ててしまう理由
1位 食べきれなかった
2位 傷ませてしまった
3位 消費・賞味期限が切れていた

■外食などで、できること
飲食店や食品販売店などでは、量に配慮して提供したり、消費・賞味期
限が迫った商品の値引きをしたりして、食品がむだにならないような工夫
をしています。こうした事業所からの食品ロスを削減していくには、消費
者の立場である私たちの取組も欠かせません。
・食べきれる量を注文
・宴会などで30・10運動を実践
※30・10(さんまるいちまる)運動…宴会
などの乾杯から30分間、終了前10分間は、席で料理を楽しみましょう。
・食材を買うときは、すぐに使う予定があるものは消費・賞味期限が近い
ものを選ぶなど、使う時期に合わせて、必要な分を購入する

◇おいしうちに食べてもらえるように
「マルトSC笠原店(笠原町、【電話】241-5000) 店長 布施宏さん」
小売店で食品ロスの原因となりやすいのは、特に発注の部分。仕入れの数量や総菜などを作る量は、それまでの販売実績を参考にしますが、当日の天気や気温などにも左右されるため、コントロールが難しい。急な悪天候で客足が減り、総菜などが売れ残ってしまうこともあります。
消費・賞味期限内に売りきる一つの方法として、値引き販売を実施しています。安く販売することは、店としては売上げが下がることになりますが、おいしいうちに少しでも多くの人に手に取ってもらい、廃棄する品物を減らしたいと考えています。
それでも廃棄となってしまったものは、記録し、次の発注に生かすようにしています。
協力店として登録したことで、従業員も「食品ロスを減らそう」という意識が高まってきています。

◇声をかけながら食べきれる量で提供
「かしわや(渡里町、【電話】225-2207) 店長 柏旭さん」
お客さんに残さず食べきってもらえるように、といつも考えています。例えばラーメンなら一杯120~130グラムが、多くの人が食べきれる量と言われていますが、それは人によっても違う。注文の時に声をかけてもらえれば調整します。
お客さんは、初めての来店ではメニューの量がわからないことが多いと思います。一方で店側も、注文に対して「食べきれますか」とは聞きづらいことも。難しいけれど、お互いに「残さない・残らないように」という気持ちで、声をかけあえるといいですね。店には写真付きのメニューもあるので、参考にしてほしいです。
50年以上店を営んでいますが、食事が残っていると「おいしくなかったのかな」と気になってしまいます。残さずきれいに食べてもらえると、やっぱりうれしいですよ。

◇募集中!みと食べきり運動協力店
食べ残しを減らす協力店として登録した市内の飲食店や宿泊施設、食品販売店などに「のぼり旗」「登録ステッカー」などを配付するほか、取組を市ホームページなどで紹介します。詳細は、ごみ対策課(【電話】232-9114)にお問合せください。

問合せ:ごみ対策課
【電話】232・9114

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