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広報みと 令和元年8月1日号

特集1 「私は大丈夫」は、本当に大丈夫? 1

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茨城県水戸市 クリエイティブ・コモンズ

多発している悪質な詐欺。
あなたのすぐ近くにも、その魔の手がしのびよっているかも―。
大切な財産や、安心・安全な暮らしをしっかりと守るために、私たちにできることを考えてみませんか。

■悪質な詐欺が多発
全国で多発している詐欺。特に、面識のない不特定の人に対し、電話やEメールといった手段で、対面せずに口座振込みなどにより現金等をだまし取る悪質な行為を、特殊詐欺といいます。
平成30年に被害届があった特殊詐欺の件数(認知件数)は、全国で1万6496件(警察庁広報資料から)。被害額は、7年連続で300億円を超えています。被害にあったことを誰にも言えずに「泣き寝入り」してしまうケースも多く、実際はこの数値以上に被害が出ている可能性があります。

■ニセ電話詐欺
特殊詐欺は、息子や孫などの身内や大手企業の社員、警察官や裁判官といった公的機関の職員になりすました犯人が、電話をかけるなどして詐欺行為を行うケースが多いことから、茨城県警察では「ニセ電話詐欺」という名称で注意を呼びかけています。
3ページでは、市内で実際に発生した「オレオレ詐欺」などニセ電話詐欺の手口を紹介します。犯人は言葉巧みに誘導し、大切な財産を奪おうとします。いざというとき、あなたはどう対応しますか。

■本当にあった詐欺の話
◇こんな言葉に要注意!
カードや現金を渡してしまう前に、警察や消費生活センターに相談しましょう。
・現金・キャッシュカードを渡して
・暗証番号を教えて
・還付金があるからATMを操作して
・融資するからその前に手数料を振り込んで
・コンビニで電子マネーカードを買って、その番号を知らせて
・レターパックや宅配便で現金を送って

◇どうする?息子から、「まとまったお金が必要」と電話が…(80代女性)
「落とし物センター」から、息子の財布を預かっていると連絡があった。息子からは「至急200万円が必要」と電話が。息子の声に似ていたので信用して、財布がないのであれば助けるしかないと現金を用意。訪ねてきた「同僚の弟」と名乗る男に、息子の指示どおりに渡してしまった。
オレオレ詐欺です!

▽ポイント「本人に確認」
数回電話をかけたり、複数の人物が役割分担をし
て信じ込ませようとするケースも。「息子」や「孫」が「携帯電話の番号が変わった」などと電話をして金銭を要求してくる場合は要注意。電話口で急かされても、すぐに振込むことはせず、まず息子や孫の元の番号に電話をかけたり、身近な家族に相談したりして確認しましょう。

◇どうする?裁判所から、身に覚えのない請求が…(60代女性)
「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」というハガキが届いた。連絡しないと給与や動産・不動産の差し押さえを執行すると記載がある
架空請求詐欺です!

▽ポイント「ハガキの番号には電話しない」
書面に記載されている電話番号は、連絡すると示談金などを請求されることがあります。連絡してはいけません。身に覚えのない請求は無視して、早めに消費生活センターに相談しましょう。
確認をとる際は、差出人である組織や施設、電話番号を自分で調べ直しましょう。

◇どうする?市の職員から、電話で口座の情報を聞かれた(70代女性)
「市職員」を名乗る人から「保険料の還付がある」と電話があり、住所、氏名、口座番号を伝えた。その後「銀行員」が自宅に来て、言われるままキャッシュカードを渡した。翌日、預金が全額引き落とされていた。
還付金詐欺です!

▽ポイント「キャッシュカードは渡さない」
改元に便乗したニセ電話詐欺が多発しています。市から電話で還付金の有無を連絡することはありません。また、銀行員などがキャッシュカードを預かることもありません。市職員や銀行員、警察などを名乗っても、暗証番号などは教えず、カードや通帳も渡さないこと。不審な電話は一度切り、警察や消費生活センターに相談しましょう。

■小さな声を集めて財産を守る大きな力に
市消費生活センター センター長 田山知賀子さん
市消費生活センターには、消費者の皆さんからさまざまな相談が寄せられています。詐欺に関する相談もその一つ。特に架空請求に関しては最も多く、平成30年に800件以上ありました。最近では、携帯電話会社のSМS(ショートメッセージサービス)に本物と見分けがつかないような偽のサイトのURLを送り、盗み取った個人情報で買物をするといった「フィッシング詐欺」など、若者が被害にあいやすい手口も見られます。
詐欺の怖さは、気が付かないうちにだまされてしまうところにあります。自分では不審に思わなくても、家族や近所の人との会話の中で周囲が気が付き、相談に結びつくケースがたくさんあります。身近な人も同じような経験をしているかもしれません。
※偽のサイトのURLが掲載されていたEメール。実在する企業名によく似た名称を使い、利用者に送られていました
また、市消費生活センターでは、地域の団体や企業などの皆さんが地域の高齢者や子ども、障害者などを見守る「水戸市安心・安全見守り隊」と連携して、詐欺被害の防止や解決にあたっています。多くの目が光っている地域では、詐欺はしづらくなります。まち全体で、隙を与えないことが大切です。
詐欺の手口は多岐にわたりますが、一つ一つの事例を集めて共有することが、次の犯罪を防ぐことにつながります。小さなことでも、消費生活センターや警察、周囲の人に相談してください。

□水戸市消費生活センター
消費生活に関する専門の知識を持つ相談員が、サービスや商品の契約トラブル、製品事故、多重債務などの消費生活相談に応じます。
相談受付日時:月~土曜日、午前9時~午後5時
※祝日は休み。
場所:市役所2階

問合せ:【電話】226-4194

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