ユーザー登録
文字サイズ

広報みと 令和元年8月1日号

特集2 おいしく食べて生き生きライフ~生涯健口(けんこう )・キープスマイル~

3/18

茨城県水戸市 クリエイティブ・コモンズ

食べ物をおいしく食べ、会話を楽しむなど、人生を豊かに生き生きと送るために重要な歯と口腔(こうくう)。
市では、「水戸市歯科保健計画(第2次)」を策定し、乳幼児期から高齢期までの、各世代ごとに違う歯の特徴に合わせた取組を実施。市民の皆さんの歯と口腔の健康を目指します。
※「健口」とは、歯や口腔が健康な状態を意味する造語です。

■口腔と口腔機能
口から喉までの部分を口腔といいます。主に食べ物のそしゃく(歯でかみ砕くこと)や摂取を行う器官です。そしゃく、えん下(げ)、発音などの機能を口腔機能といい、食べることやコミュニケーションに関する重要な役割を果たしています。
市では、むし歯や歯周病などの予防と口腔機能の維持・向上を歯科保健計画の2つの柱とし、重点的に取組を行っています。

■むし歯や歯周病の予防
むし歯や歯周病が進行し、歯を失うと「かむ」機能が低下してしまいます。近年の研究では、歯周病が、かむ機能を低下させるだけでなく、糖尿病や心臓病を悪化させることや、早産・低体重児出産に関係することが分かってきました。平成30年に市で行ったアンケート調査では、青年期以降に定期的な歯科健診を受けている人の割合は27.7%と、低い状況にあります。
むし歯や歯周病の予防や早期発見には、かかりつけ歯科医を持ち、定期的に歯科健診を受けることが有効です。

■口腔機能の維持・向上
口腔機能の軽微な低下(オーラルフレイル)の始まりは、口内の乾燥や僅かなむせ、活舌の低下、かめない食品が増えるなど、ささいなことです。放っておくと症状が進行し、十分に栄養を取ることができなくなってしまいます。その結果、体力や免疫力の低下をまねき、寝たきりなどにつながることもあります。口腔機能を維持することは、全身の健康の基礎になると言えます。
日頃から意識的に口や舌を動かすことで、口腔機能を維持・向上させることができます。

■水戸市歯科保健計画(第2次)
計画期間:2019~2023年度(5年間)

◇乳幼児期(0歳~5歳)
乳歯が生えそろい、健康的な生活習慣や食習慣を身につけるとともに、味覚やそしゃくなどの口腔機能を育てる重要な時期。乳歯のむし歯を予防し、健康的な歯や口腔を守ることが大切です。
主な事業:
・歯科保健指導の推進
・フッ化物塗布を活用したむし歯予防の推進
・離乳食教室における歯科保健の推進

◇学童・思春期(6~19歳)
乳歯から永久歯に生え変わる時期。乳歯と永久歯が混在するために、口腔内の清掃が難しく、むし歯や歯肉炎の増加が見られます。
永久歯のむし歯や歯肉炎の予防が大切です。
また、口腔機能の発達を促すため、よくかむ習慣が身につくような支援も必要です。主な事業:
・歯と口の健康づくり推進校の指定
・水戸市口腔衛生優良児童生徒表彰
・親と子の料理教室の開催

◇青年・壮年期(20歳~64歳)
年齢を重ねるごとに、歯の本数の減少が見られる時期。歯を失う原因となる歯周病などの予防が大変重要です。
よくかんで食べることは口腔機能の維持につながるため、日頃から、よくかむことを意識することが大切です。また、妊娠中はむし歯や歯周病が進行しやすいため、口腔の健康に関して特に注意が必要です。
主な事業:
・成人歯科健康診査の推進
・妊婦歯科健康診査の推進
・市民公開講座の開催

◇高齢期(65歳以上)
歯の喪失が進行する時期。かめる歯を維持するには、むし歯や歯周病の予防が重要です。また、歯を失った部分は義歯などで補い、かめる状態を良好に保つことが大切です。
お茶などでむせる、固いものが食べにくい、口が乾きやすいなどの口腔機能の低下の始まりやすい時期です。口腔機能の維持・向上を図る必要があります。
主な事業:
・介護予防講座等の推進
・口腔ケア講習会の推進
・要介護者の歯科保健の躍進

■健口のための3つのポイント
日頃から次のことに気をつけて、歯と口腔を健康に保ちましょう。

point 1「ていねいに歯をみがきましょう」
むし歯や歯周病の予防が大切です。歯ブラシに加え、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシ、むし歯予防の効果があるフッ化物(フッ素)配合の歯みがき剤を利用しましょう。

point 2「よくかんで食べましょう」
よくかむことは、口の周囲の筋肉や舌を動かすため、口腔機能の維持・向上につながります。また、食べすぎを防ぎ、肥満予防にもなります。

point 3「定期的に歯科健診を受けましょう」
歯や口の健康状態を確認し、むし歯や歯周病の予防・早期発見に努めましょう。自宅への往診を行っている歯科医もいます。寝たきりなどで通院が困難な場合は、かかりつけ歯科医や市地域支援センター(【電話】232-9110)に相談してください。

■よくかむ食材を取入れましょう
食べ物をよくかむことは、口腔機能の維持・向上や肥満予防に効果的です。一口30回かむことを目標にしましょう。
かみ応えのある食品を取入れたり、皮付きのまま調理したりすると、自然にかむ回数を増やすことができます。おすすめの食材は、ごぼう、れんこん、きのこ類、切干大根、高野豆腐、ひじき、昆布などです。
市では、子どもの頃からよくかむ習慣を身につけられるよう、食生活改善推進員の活動などをとおして、よくかむメニューを紹介しています。

◇ミネストローネ
「親と子の料理教室」で紹介している、よくかむメニューの一つです。
〔材料(2人分)〕
玉ねぎ40g、ズッキーニ40g、しめじ20g、ベーコン20g、マカロニ10g、カットトマト缶(無塩)100g、にんにく1/3片、オリーブ油小さじ1/2、コンソメ1/2+水240ml、こしょう少々
〔作り方〕
(1) 野菜とベーコンを1cm角に切る。にんにくは
みじん切りにし、しめじはほぐす
(2) 鍋でオリーブ油を熱し、にんにくを炒める
(3) 野菜、ベーコン、しめじを入れて軽く炒める
(4) (3)にトマト缶、コンソメ1/2と水、マカロニを入れ、野菜とマカロニが柔らかくなるまで煮込む。こしょうで味を調える

■健口を応援します!
「水戸市歯科医師会会長 大澤賢祐先生」
口腔機能を維持するためには、できるだけ多く自分の歯を残していくことが重要です。定期的な歯科健診のほか、日頃の歯みがきなども大切なポイント。歯科医は、歯のみがき方や歯ブラシの選び方などの指導も行っていますので、気になることがあれば相談してください。
定期的に歯科健診を受けて、歯がある状態を長く維持し、健口で生き生きと暮らしていきましょう。

問合せ:保健センター
【電話】243・7311

<<この記事についてアンケートにご協力ください。>>

広告

※広告は一般社団法人オープン・コーポレイツ・ジャパンが掲載しているものであり、広報紙を発行している自治体とは何ら関係ありません。

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-21-11 山竹ビル
協力 水戸市 〒310-8610 茨城県水戸市中央1丁目4番1号