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特集2 水戸城大手門完成

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茨城県水戸市 クリエイティブ・コモンズ

■進む歴史まちづくり
市では、歴史的景観の向上を図り、水戸城跡周辺を、市民や観光客の皆さんが集い交流する場とするために、歴史まちづくりを推進しています。その一環として大手門、二の丸角櫓(すみやぐら)などの歴史的建造物の復元整備を進めてきました。このうち大手門の復元整備と外構工事が2月に完了し、まもなくお披露目となります。

■水戸城大手門とは
大手門は、二の丸と三の丸をつなぐ大手橋付近に位置し、水戸城の正門でありシンボルといえる存在でした。土塁に接する大手門としては国内最大級の大きさを誇りましたが、荒廃が進み、明治期に解体されてしまいました。

■みんなでつくる
平成20年、大手門の扉が坂東市で発見されたというニュースが契機となり、水戸市民の間で水戸城の復元を目指す機運が高まります。平成27年には、地域の皆さんや地元企業、市などがメンバーとなって「旧水戸城大手門等復元整備促進実行委員会」が発足、本格的に復元整備へ向けて動き出しました。
皆さんの想(おも)いに応えるべく、市では、瓦一枚一枚を皆さんの寄付でまかなう「一枚瓦城主寄付金」を平成27年に開始。今までに5403件・8500万円を超える寄付をいただきました(※令和元年12月13日現在)。大手門に葺(ふ)かれている約1万6000枚の瓦には、寄付をした皆さんにより、氏名や言葉が書き込まれています(代理記名を含む)。

■復元に挑む難しさ
今は失われた建造物を、当時と同じ場所に再建することを復元整備といいます。古い絵図や写真などの歴史資料や、発掘調査の結果をもとに、可能な限り正確に復元します。
「とにかく最初は手探りだった」と話す吉田雄一さん、今野栄一さん、長洲巧享さんの3名。復元整備に挑んだ地元工務店の皆さんです。
「道具一つとっても、現在では使わないものばかり。まず道具を作製しなければならなかった」と現場監督を務めた今野さん、現在の工法を用いればより早く、よりきれいに大手門を仕上げることができるかもしれません。しかし、復元整備である以上、徹底的に昔の工法にこだわります。長洲さんは「原寸大の図面に合わせ、現場で微調整するなど、現在ではあまり行わない工程も多く、最初は驚いた」と言います。
材料集めにも苦労がありました。一番長い木材は、梁に用いたマツで、およそ17m。県内産を中心としながらも、条件に合う木材を、全国から探し出しました。

■迫力を体感してほしい
「建物としての大きさ、特に扉の大きさを見てほしい。実際に見ると迫力を感じると思う」と吉田さんは話します。
大手門は、完成記念式典終了後、2月4日(火)の午後から、通行可能(車両以外)となります。ぜひ、現地に足を運んでみてください。

■大手門特別公開
普段は公開しない2階と番所を見学できます。大手門の見どころなどについての解説もあります。
日時:2月8日(土)・9日(日)、午前8時~正午
料金:無料
申込み:当日受付

■一枚瓦城主寄付金募集中!
二の丸の土塀に使う瓦に、名前を残しませんか。
金額(一枚):3,000円
※寄付方法など、詳細は、市ホームページをご覧になるか、お問合せください。

大手門完成後も自動車などの車両は大手門・大手橋を通行できません

水戸城大手門復元整備
復元年代:天保年間(1830年~44年)
概要:木造、櫓門潜戸付、一階番所付き
※遺構面を保護し、基礎を設置のうえ花崗岩切石基礎石据付。
外部仕上:一階板壁、二階真壁、竹小舞下地、土塗、白漆喰仕上
内部仕上:全面真壁、板張仕上
屋根工事:入母屋造、本瓦葺、大棟は箱棟(張瓦に漆喰)
大きさ:高さ約13.3ⅿ、幅約17.1ⅿ、奥行約5.7ⅿ
木材の種類/ケヤキ(一階柱、冠木)ヒノキ(桟梁、二階柱)マツ(冠木梁、小屋梁)

問合せ:敵視文化財課
【電話】306-8132

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