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食が伝えるメッセージ2

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茨城県水戸市 クリエイティブ・コモンズ

食が人を育てる
家庭や学校、地域などが連携して行っているさまざまな食育の現場を訪ねました。そこには、世代を問わず、食べることへの興味や食べることに感謝する心、そして食べることを楽しむ姿がありました。

幼少期の食習慣は、一生のもの。
基本的な食習慣やマナーを身につけるには、3歳頃から就学前までの時期が特に大切。市では、正しい食生活について知ってもらおうと、3歳児健康診査の際に食事の見本を置いてリーフレットを配布したり、市食生活改善推進員の手作りのクッキーを渡したりしています。
食生活改善推進員の皆さんは「味覚が鋭い子どもの頃にさまざまな食材を口にして、味覚を広げることが大切。大人になってから食習慣を変えるのは難しいので、最初が肝心です」とアドバイス。健診に訪れた親子は「子どもの嫌いなものも、手作りのおやつに入れるなど工夫して、口にする機会を増やしたい」と話していました。
3歳児健康診査時のリーフレット配布とおやつの試食 (保健センター 電話: 243-7311)

子どもの食への興味・関心を高める。
大学で習得した食に関する専門知識や技術を活(い)かして、子どもたちの食の学びを支援する市学生食育サポーター。家庭科の調理実習や給食の時間に、食育指導などを行います。
吉沢小学校の栄養教諭、梶智香先生は「学生のおかげで、調理実習ではよりきめ細やかな指導ができます。皆さんが来ると、子どもたちもいつも以上に意欲的に取組むんですよ」と歓迎。今回、5年生の調理実習をサポートした常磐大学2年生の檜山唯さんと須田美紗都さんは「子どもたちの食への純粋な好奇心や、食べることが好き、楽しいという気持ちに触れて、刺激になりました」と、活動に手ごたえを感じていました。
水戸市学生食育サポーター (学校教育課 電話: 306-8673)

みんなで食べることを大切に。
家族や仲間と食卓を囲み、団らんの場を持つことは、特に心身が大きく成長していく子どもたちにとって大切です。
しかし、生活時間帯の夜型化や、食事に対する価値観やライフスタイルの多様化などから、さまざまな「こ」食が増加。また、一緒に食卓を囲んでいても、テレビや携帯電話などを見ながら食事をする「ながら食べ」などで会話が少なくなってしまうと、一人で食べていることと変わらなくなってしまいます。
1)孤食 一人きりで食べること
2)個食 別々のものを食べること
3)小食 少ししか食べないこと
4)固食 同じものばかり食べること
5)濃食 濃い味付けのものばかり食べること
6)粉食 粉から作られたものばかり食べること
7)子食 子どもだけで食べること
※保育所における食事の提供ガイドライン(厚生労働省、平成24年3月)。
こうした状況は、栄養バランスや好みの偏りなどによる

農業体験をとおして、食の大切さにふれる。
地域の豊かな自然、生産者の方などへの感謝の気持ちなどを育む農業体験。上中妻小学校では、地元農家の皆さんに指導を受け、全校生徒が参加してサツマイモの植付けに挑戦しました。
1年生は初めての体験に興味津々。土の感触を確かめながら慎重に植えていきます。上級生は慣れた様子で作業し、「自分たちで収穫すると特別においしく感じるよ」と笑顔。
農家の皆さんは、「農業は食を支えている。子どもたちには、いろいろな経験をして、作物を一から作る大変さや食の大切さに気づいてもらえたら」と思いを語りました。
アグリメイトいきいき農業体験(農業委員会事務局 電話: 232-9264)

自分で選ぶ、安全・安心。
採れたばかりの野菜が並ぶ市内の各直売所では、品質管理をしっかりと行い、その鮮度は抜群。近隣の農家で生産しており、生産者自身の手で随時売り場に並べられています。
「おいしい食べ方や見分け方などを、生産者に直接教えてもらうお客さんも多いですよ」と話すJA水戸「つちっこ河和田」の担当・中村崇秀さん。「数量の少ない珍しい野菜なども並ぶので、楽しんでほしい」と言います。
足を運んで、手に取って、自分で選ぶ。直売所では、新鮮・おいしいということだけでなく、安全・安心も手に入ります。
農産物の直売所 (農業技術センター 電話: 243-6841)

食べる喜び、作る喜び。
「料理は手だけでなく頭も使って作るので、認知症予防やリハビリに効果的」と話すのは、調理指導をする管理栄養士の森田義子さん。教室では毎回、減塩など栄養バランスに配慮した料理を数品作ります。森田さんは「まずは家から外に出る機会になれば。みんなで作って食べると、気持ちも明るくなります」と笑顔で皆さんを迎えます。
ひとり暮らしの方はもちろん、「一人になってもきちんとした食事がとれるように、という妻の一言に押されて来た」という方のほか、「自分が作ったものを家族においしく食べてもらいたい」と話す参加者も。料理を「食べる」立場から「作る」立場になることで、食べる人のことを考え、普段の食生活を見直すきっかけになっています。
男性主役の料理教室 (高齢福祉課地域支援センター 電話: 241-4820)

健康への影響が心配されています。また、コミュニケーションをとる機会が減る、食事のマナーや古くから大切にされてきた食の知恵などが伝わりにくいなどの問題も生じます。
そこで注目されているのが、みんなで食事をする場を地域に作ること。一人で食事をすることが多い子どもや高齢者でも気軽に参加できる、まちの交流場所になっています。

にこにこ食堂
日時/毎月第1・3土曜日、午前11時30分~午後1時
問合せ/にこにこ食堂事務局 岡部方(電話: 090・2933・9082)
310(サン・イチ・マル)食堂
日時/毎月第3土曜日、午前11時30分~午後2時
問合せ/310食堂実行委員会横須賀方(電話: 090・2312・9660)
おひさま食堂
日時/毎月第4土曜日、午前11時30分~午後1時30分
問合せ/おひさま食堂実行委員会原口方(電話: 090・2330・8317)
※場所や料金など、詳細は、各団体にお問合せください。事前に申込みが必要な場合もあります。

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